二日目。早速タイトルに困る私をどうか見捨てないでください。
皆さんは四畳半神話大系というアニメ作品をご存知でしょうか?
私は知っています。何度見直したかわかりませんが、主人公の「私」の心情は大学生になった今だと良く分かります。分かってしまうのです。
人と爽やかに交流することが如何に難しいか、円満な人間関係を築くことが如何に荒唐無稽な計画であるかを思い知りました。
そもそも、薔薇色のキャンパスライフなぞを謳歌している人間が本当に存在するのか甚だ疑問であり、その疑問には答えを求めたくもありませぬ。
しかし、そんな鬱憤とした日々を送っている大学生の日常を淡々と描いたアニメがそう面白いわけがなかろうと高を括ってはいけません。
私はかつてここまでモノローグを前面に押し出したアニメを見たことがありません。
しかし、それがまた私のツボに入ってどうしようもないのです。原作者の森美登美彦氏の面白おかしい文章がなせる業なのだと思うと感嘆するほかありません。
また、主人公の「私」には「小津」という親友がいるのですが、こいつがまたこの作品に怪しげなスパイスを投じており、見る者を楽しませてくれます。
このアニメをきっかけに森美登美彦さんの他の書籍も読むようになったので、それらもいずれ紹介する機会もあると思います。
ではでは、ご視聴ありがとうございました~